GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2011年12月

2011年も今日で終わり。とても早い1年だった気がします。

地震原発事故があった大変な年で、一生、忘れることはできないでしょう。

一方、次女の大学入学、長女が就職と、
我が家にとっては決して悪い年ではなかったです。

趣味の世界では、KH250のレストアが終わって、
25年ぶりにバイク乗りに復帰したし、
1/12 H2もゴールがやっと見えました。

どちらも途中の過程で沢山の人と知り合になれたので、
得るものが多かったです。

このブログもなるべく、更新しようと思うのですが、
仕事が忙しくなると放置しがちなので、来年の課題としたいです。

決して華があったり、実りの多いブログではありませんが、
訪問してくださる皆様には、ただ感謝です。

どうか、来年もよろしくお願いいたします。

皆様、よいお年を!

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  福島県裏磐梯五色沼にて 2011年11月1日

今回はヘッドライトステーです。溶けた原型とはパーツ分割を変えて、
左右分割式とし、中に削り出しの金属製フォークが入る構造にしました。

材料は、イタレリの1/35スケールのIV号戦車H型のシュルツェン(側面防弾板)
1/12 アオシマSR400のフレームヘッドです。

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IV号戦車H型のシュルツェンは、実車では薄い鋼板なので、
マニアなAFVモデラーは、キットの部品の厚みに納得できず、
金属板やプラ板で自作したり、別売りのエッチングに替えたりします。

でも、この部品、0.7mmのプラ板として使えるので重宝します。

イタレリのキットは、もう30年選手で、90年代にはタミヤ
最近ではドラゴンから同じアイテムが出たこともあってか、
ときどき模型店の在庫整理で特価品で売られます。

私も数個、確保したものの、流用部品として、
仕事やバイク原型に活用し、そろそろストックが尽きるので、
もし、シュルツェン部品をいらないという方、私に譲ってください(笑)

んで、加工するとこうなります。

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これから細部工作です。

(続く)

この寒空の下、何の遮蔽物もないのに、土手に蹲っていました。

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見かけない猫です。新顔でしょうか?
晴れて日差しがある日でもないのに、
こんな吹きさらしの場所で、寒風に耐えるとは
野良にしては変です。

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南流山に引っ越して3年目ですが、
年末とか年度末とか移動や引越の季節になると、
土手に新手の猫が出現するような…

私の思い違いかもしれませんけど…

前回に引き続き、福島のスーパーで見た商品ですが御菓子コーナーにあった懐かしの「シベリア」。結構な数を積んでます。

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これ、亡き父親の好物で、私が中学生くらいまでは、近所のパン屋や御菓子屋で普通に売っていましたが、ここ30年くらいは見ていません。てっきり生産終了になったと思っていたのですが、福島でシーラカンスのように絶滅を免れて売ってました。

この奇妙な名前の由来は、かつて帝国陸軍がシベリア出兵し長期の膠着戦となった際、極寒の異国で戦う兵士を慰めるため、実家が和菓子屋だった陸軍中尉が現地調達したパンケーキに本土から送られた羊羹を挟んで、どら焼きの代用品を作り、「シベリアどら焼き」として部隊に配ったが始まりです…というのは大嘘で、実際は羊羹を挟む分厚いカステラがロシア兵の毛皮襟付き外套のように見えるので
「シベリア」と名付けられたそうです。

実は上の嘘話も含めて父親から聞いたのですが、生真面目な父親が、こんな小洒落た小話を思い付くはずがないので、後日、祖父に尋ねてみると、案の定、祖父が父親に話したとおりを、ほぼそのままに私に伝えていました。

祖父曰く、

「(私の父親が)パクパク食べよるんで、”なんで、この菓子、シベリア、言うか知っているか?”と聞いたら、”ロシアの御菓子だから”とか生意気そうに言うんで嘘話とセットで由来を話してやった。人間、嘘話と一緒だと絶対に忘れんモンでな」

「しかし、奴もそのまんま、お前に話すとは、本当にツマランやっちゃな。枝葉を付けるとか、話を工夫するとかないんか?」

たぶん、祖父もわかっていると思いますが、それは絶対に無理です。しかし、この行動こそが、我が父らしいと思います。

懐かしさのあまり、1個買い、初めて見るという高知のY氏と一緒に宿でお茶菓子にしました。

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昔の方がアンコが甘かった気がしますが、ほぼ変わらぬ味に安堵しました。

空振りだったイノシシカレー同様、湯西川の道の駅で買いました。紙製の箱に入った缶詰で、なかなか良い雰囲気です。

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箱裏の販売元は栃木の会社でしたが、以前、全く同じデザインの缶詰を北海道土産で見たことがあるので、製造元は別会社みたいです。


箱の中の缶には、特に印刷などありません。

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数分間、湯煎して蓋を開けてみると、独特の獣臭が漂います… こ、これは期待できるかも!

熊肉と一緒にタケノコや生姜も入っています。

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さて、肝心の御味は……

臭いとは裏腹に、完璧な甘辛味付けがされており安い牛肉大和煮と同じ味わい。獣肉特有の硬さなどはなく、臭いがなければ牛肉で通じそうです。

まあ、土産として広く売るには、こうせざるを得ないのでしょうね。

放送枠が深夜だった頃は、すごくおもしろかった番組が、
ゴールデン枠に移った途端、つまらなくなったみたいな残念感です。

微妙度★★★☆☆ (開けたときの匂いは、獣臭がしたから)


 恥ずかしながら、私、文系人間なんで、バイク整備の中でも電装系は苦手です。今回、レギュレーターとレクチファイアが別体式の古い充電系パーツを現在の一体式のレギュレート・レクチファイアに換装するという大枠はわかれど、ノウハウや交換工程は「?」なので、ジローさんのBBSを熟読し、重要事項は直接メールで確認しつつ、作業に臨みました。

 迂闊にバッテリーを繋いだまま、電装系の作業をやると、コードが燃えるので、まずはバッテリーを外します。バッテリーケースのすぐ後ろにボルト止めされている古いレギュレーターをジローさん自作のマジェスティ改造レギュレーターに交換しました。

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作業をし易くするために、車体右側にあるオイルタンクとシートを外しました。偶然にも新旧パーツのボルト穴の間隔がほぼ一緒だったので、加工不要でした。

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肝心の交換の成果ですが、エンジン始動前の端子間電圧が12.10vで、ノーマルより数値は良くなっていました。

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エンジンを掛けると、13.68v、おお!さっそく効果が?!

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さらに3000rpmまで回すと13.91vまで上がりました。

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 計測方法が悪かったのかもしれませんが、14vには届かなかったものの、かなり改善したので嬉しい結果です。作業終了時が丁度、夕方だったので、20~30分ほどヘッドを点灯して走りましたが、後半こそウインカーの点滅が、やや緩慢になったもののエンジンは止まらず戻って来れました。

 結果報告のメールを送ったら、ジローさんから返信があり、実際に発電系で作られる電気は コイルと磁石で決まるので現在のレギュレーターに換えても、バッテリー点火車で、シビエのヘッドを夜間、点灯し放しで走るのは難しい。でも、昼間と夜を半分半分走るぐらいなら問題ないのでは?とのこと。

 基本は昼間しか走らないし、何より、30年以上前の電装部品を更新できただけで、信頼性は、かなり向上したのですから、今回の結果は満足しています。部品の製作から取り付け指導まで、ジローさん、本当にありがとうございました!来年のワンフェスでお会いできるのを楽しみにしています。

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