GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2011年05月


 連休前にお願いした再メッキが、当初の予定よりも早く終わり宅配便で届きました。いや、とにかくピカピカです。リアフェンダーの表面にあった点錆など何もありません。

イメージ 1

 赤錆だらけだったフェンダーの裏面は、さすがに下地が侵されておりツルツルにはならなかったものの、予想以上の美しい仕上がりです。あの赤錆の海だったとは信じられません。

イメージ 2


 作業依頼前に磨いたら、思ったよりキレイになったキックペダルとブレーキぺダルも、新品のようにピカピカ。キックペダルは、古いメッキを剥離したら、溶接面にクラックがあったそうですが、それも先方で修理してもらえました。ありがたや!

 錆まみれだったリアステップの金属製カラーも、もちろん、ピカピカ。すごいぞ!(有)宇都宮機械製作所!

イメージ 3

いや~、頼んでよかったです。


 南流山に移り住んで2年余。近所の人に美味しい鰻屋を尋ねると名前が挙るのが、流山の「江戸屋」です。

 おもしろいのは「美味しい」と言う人がいる一方で「この辺では有名だけど…私はちょっとね」という意見もあり、どうも好き嫌いが別れるらしいので、気にはなるけど行かないままでした。

 ところが先日、ホンダCB72とT360と鰻重と風吹ジュンさえあれば生きていけるという、通称「世田谷の御隠居」ことFさんと話していたら年に1~2回、わざわざ江戸屋の鰻重を食べに流山まで来ているとのこと。

「今の若い人たちや酒飲みの舌には合わないけど昭和45年(1970年)より前に生まれた人なら、きっと懐かしいし、美味しいと思うよ」

と言うので、仕事終わりの気晴らしを兼ねて行ってきました。

 お店は、流山電鉄の終点、流山駅から徒歩10分弱。流山街道から江戸川方面に一本入った道沿いにあります。

イメージ 1

 平日の昼食時は過ぎた時間なのに、お店の前の駐車場には数台の車があり、店内は先客が4組ほど。
土日の昼間は行列もできるそうです。

 メニューは、鰻重並・上・特上とかば焼き、白焼き、肝焼き、雑魚煮(メニューでは雑子煮と表記)のみ。

Fさんのアドバイスに従い、肝焼き(400円)と鰻重特上(2,200円)を注文しました。肝焼きは10分くらいで出てきましたが、鰻重はそれから10~15分後に。

イメージ 2

肝焼きは大きめで、食べ応えあり。

イメージ 3

 鰻重は、重箱ではなく、平たい丼ぶりのような容器に入っており、肝吸い、御新香付きです。タレは、かなり甘めで醤油味も強く、最近多い薄味で淡泊な鰻とは真逆で、これは好き嫌いが別れます。

 ただ普通、これだけ濃い味のタレを使うと鰻の身の川魚らしい風味が負けるはずなのに、ちゃんと感じるうえ、表面が少し焦げるくらい、しっかり焼けているのに、身と皮はジューシーで皮の裏側のゼラチン質もプリプリしています。店員のオバさんに、理由を尋ねると、

「ああ、ウチは昔から、鰻を蒸さないから。あと備長炭で焼くからね」

 関東で蒸しのない鰻屋は珍しいです。蒸しを省くと、脂が強くて味が重く感じたり、川魚特有の風味が残ったりと好き嫌いが出ますが、炭火で表面が焦げるほど強く焼いて脂を落とし、さらに濃い味のタレで脂味と川魚風味を抑え込んでいるのでしょう。昭和40年代からタレも焼き方も変えていないそうです。

 最近は、蒸しを長くして、脂や川魚風味をなるべく排除し、タレも、甘さや辛さも控えめな鰻店が美味しいと高評価される傾向ですが、確かに昔の鰻屋はこんな濃い味でした。

 あっさり淡泊な鰻が好きという方には御勧めできませんが昭和30年代生まれの私にとっては、懐かしく好きな味です。メニューは少ないですが、お好みで鰻と御飯を別にして定食風にしたり、タレをかけないなどの注文には応じてくれるそうです。


 ついこの前までFZR250に乗っていたLUCIFERさんが、めでたく大型二輪免許を取得しヤマハYZF-R1のオーナーに。

イメージ 1

 先日、天気の良さに誘われ、身体をバイクに慣すべく、走り回りついでに、ちらっと立ち寄ってくれました。

イメージ 2

 カナダ仕様のリッターバイクでバイクとしては初めてパワーウエイト・レシオ(175ps:173kg)が1を切った車種です。

イメージ 3

 ちなみに免許取得前からバイクは納車済み。人気のゴロワーズカラーでなかったのでお安めに入手できたそうです。とりあえず、ウインカーを国内仕様に戻して走りつつ教習車はCB750だったので、そのポジションの違いに戸惑っている最中だそうです。実車は、ボリューム以外は400ccクラスの小さな車格。きっと早いんでしょうね。私のKHやCB400LCと比べると、バイクは進化したと思います。

バイクの顔と言うべきタンクです。プラモにしろ、完成品にしろ。
市販車の場合、ここが似ていればなんとかなるという要の部品です。

イメージ 1




タンク本体はレジン、タンクキャップと負圧式燃料コックは、メタル製の予定です。

タンクは一次原型の修正を最初にやった部品です。
あのときは、まさか、エンジン以外、ほぼ全面改訂になろうとは思わなかったです。

イメージ 2



負圧式燃料コックを仕上げたのは、割と最近ですが、
小さくて老眼にはツラい作業で、よく作ったと自分に自分で御褒美やりたいです。

米代稼ぎの仕事が一段落し、今日から私も平常運転です。
んで、部品の確認の続きです。

今回はフロントホイール関連部品を。

イメージ 1



フォークインナーは、スチール削り出し。
スポークはエッチングにて再現します。
ホイールリムはアルミ削り出し

フロントホイールのセンターハブは、メタルか、アルミ削り出しか、検討中です。
フォークインナー等を加工してくれる新潟県の業者さんと御相談ですね。

フォークアウター、ディスクプレート、ブレーキキャリパーはメタル、
フロントフェンダーはレジン、フェンダーステーはエッチング

タイヤは、静岡県の某模型メーカー様より供給。

組み付けたイメージは、こんな感じです。

イメージ 2




あ~自分で書いてて、コストとか頭がクラクラしてきました~

なんで、こんな馬鹿な内容にしたんでしょう(´;ω;`)ぶわっ

ドリーム商会さんにお願いしていた
タンクとテールカウルの再塗装が出来上がりました。
電話があったのが丁度、仕事が一段落ついた翌日という最高のタイミング。

連休後半から、ず~っと仕事で籠りっきりで、
外に行きたくてたまらんかったので、
思わず、今日、取りに行くと返事をしました。

外環道三郷から関越道に入って、花園ICへ。
途中、三芳SAでの昼飯時間も含めて、
フォード・フォーカスで約2時間弱のドライブでした。

ドリーム商会に着くと、代表の小島さんがお出迎え。
当たり前だけど、店内の机の上にありました! 

す、すげ~、ピカピカだ~

イメージ 1



小島さんは、作業に時間が掛ったことを謝っておりましたが、
この仕上がりを見れば、不満や文句を言う人はいないと思います。

塗装サンプル用に御貸したオリジナルタンク(左)との比較です。
デジカメの写真では、ほぼ同じに見えますが、
オリジナルは、紫外線退色があるため、多少、色が薄めです。

イメージ 2



運良く、新品状態のままデッドストックとなっていた、
テールカウルを入手できたので、色は、
そちらに合わせていただきました。

塗装依頼をしたときは、
ライムグリーンのLSTパターンの受注があったのは、
初めてと聞いたのですが、その後、調べてみたら、
過去に1件受けていたそうです。

ずっと昔だったので、
データを残していなかったようですが、
今回、ライン位置や色調を記録したそうなので、
KHオーナーの方、いかがですか~?

…まあ、KHシリーズの中でも
不人気のトップ争いをするパターンなので、
そんな奇特な方はいないか…

ちなみに、最近のKHシリーズの塗装で人気なのは、
ヒゲラインだそうです。



いくつかの部品を再メッキに出しているので、
組み付けは、それが仕上がってからになりますが、
使うのが、もったいなくなるくらい、見事な仕上がりです。

お金が貯まったら、違うパターンも注文したくなります。


おまけは、ドリーム商会さんの飼い猫。
小島さんと話しをしている横で、ずっと、こんな様子でした。

イメージ 3



「猫は、いいですよね~」

小島さん、同感でございます。

良い仕事をありがとうございました!

このページのトップヘ