GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2011年05月

前回の続きです。

 以前にハンドルスイッチボックスで塗装で使ったマフラー用スプレーです。今回はツヤ有りを使いました。たまたま寄ったホームセンターの在庫処分で、490円という破格値で売られていました。まずは吹き付けます。

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乾いたら、ストーブで焼付ければ、完成です。

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 輸出仕様と国内仕様を並べてみました。左が輸出仕様、右が国内仕様です。夜間に横長のナンバープレートでも、照らせるようにするため、こんな形状なんだそうです。

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山菜と川魚が美味しい季節となったので、
約半年ぶりに福島県裏磐梯にある千貫山荘を高知から来た友人Y氏と再訪しました。

民宿の庭に置かれた釣り船に、ピーちゃんこと、ロシアンブルーのピー助君がいました。

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半年前より、大きくなっています。

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相変わらず落ち着きがなく、全然、じっとしていません。

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夕食時、女将にピーちゃんは来るか尋ねると、

「もう大きくなって、夜は外へ出たきり、帰って来ないんですよ」

ピーちゃん、今、反抗期みたいです。

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 私のKHは英国からの里帰り車なので、輸出用のテールライトブラケットが付いています。国内仕様より縦方向に長く、ナンバープレートを付けると少し下になるうえ、走行中の振動によって、微妙にリアフェンダーと干渉するらしく、昔、中古バイク店で、メッキが擦れて下地の鉄が見えている里帰りKHを見ました。

 せっかく再メッキしたのに、そうなってはもったいないので国内用部品に交換します。幸い、某オークションで格安に入手できたのですが荷物が届いて、びっくり、どんな場所で保管していたのやら、あっちこっちの塗装がポコポコと浮いています。どうやら、黒い塗膜の下に錆が広がっているようです。

「え~、こういうのは、浮き錆多し、とか説明してよ~」

と出品者に対して思いましたが、格安だったし商品説明には

「再塗装ベースとしてお使いください」の免責一文があったので、

 我慢して、その言葉どおり、再塗装します。サンドブラストすれば早いのでしょうが、そんな機械持っていないし、業者に頼めばお金も掛るので、自分でできることは自分でやります。

 幸い塗装は塗膜が薄いラッカーの吹き付け塗装で、下地塗装もしてないので70年代の定番、サンポール原液72時間漬けにして、浮き錆と塗装剥離を一気に片づけることにします。バケツにサンポール原液を入れて、部品を放り込み、あとは放置です。

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 48時間経過の状態です。たまに掻き回してやると塗料の剥離が進みます。酷い錆は、この時、竹ベラや割り箸で、コリコリすると落ちます。作業をするときは、ゴム手袋とゴーグルを忘れずに。

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 72時間経ったので、部品を引き上げます。錆も塗料もキレイになくなりました。すぐに酸化が始まるので、中和後、洗浄して、しっかり乾燥させます。


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 カー用品店で売っているボディ用サフェーサーを吹けば一安心です。

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(続く)

震災があったので、すっかり紹介が遅れましたが、今年2月に人生自爆系のY氏と西伊豆の雲見温泉に行ったとき、雲見浅間神社でお参りをしました。

この神社は、伊豆半島の最西端にそびえる烏帽子山の山頂部付近に本殿があり、中腹に二か所の拝殿があるのですが、本殿より、やや上にある山頂部が断崖絶壁となって、そこに人が四人乗ったら満員というコンクリート製足場があります。

天気が良ければ、そこから真正面に富士山が拝めるという、大変に霊験あらたかな神社です。知ったきっかけはバイクツーリング雑誌Out Rider 2011年2月号に載っていた写真でした。高所恐怖症のレポーターは立ち上がることさえできない景色のようです。

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入口の鳥居は、なんら普通の神社と変わりありません。参拝を日課としている地元の人の良さそうな御婆さんが、私らを見て「私はもう足が悪いから、ここでお参りしているけど、まだお若いんだから、ぜひ上までお行きなさいね、」

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鳥居の脇に本殿までの案内図が。428段の石段を上がった後、山道を登るようです。

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途中の石段が、かなり急なうえ、ところどころ傷んでおり、足場は良くありません。もはや50代の二人には、ツラい道程で、途中、幾度か立ち止まり、小休止を。石段の後には嘘偽りが全くない本当の山道がありました。

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最後のほうは、こんな道もあったり…

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本殿にお参りした後は、いよいよ、山頂です。事前の情報どおり鉄パイプ製の手すりに囲まれたコンクリート製の足場があります。足場の向こうは断崖絶壁。突風吹いたらかなりの確率で死にます。

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撮影用一脚とか持っていないので、これが限界です。

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そして眼の前に富士山。ちょっとびっくりするきれいな景色です。高所恐怖症ではないものの、この足場と手すりだったら、すぐ降りたくなるような場所なのに不思議なことに、ずーっと富士山を見入ってしまい自然と合掌。そして、すごく、すがすがしい気分に。

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下山する途中、Y氏に山頂で手を合わせていたけど、何をお願いしたの?と尋ねると

「あずにゃんが、俺の嫁になりますように!」

あずにゃんとは、アニメけいおんの女子高生キャラクターです。

Y氏、元TV局勤務で、厳しい上司や意地の悪い女子アナに散々な目にあわされて心に深い傷を負っているので、ときどきPTSDで、わけわからん事を口走りますが、たぶん罰が当たると思います。


さっそく、再メッキパーツをバイクに取り付けました。

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 昔、乗っていたS1は純正リアフェンダーが短か過ぎて、テールカウルの下部やナンバープレートの裏にマフラーからのオイルと砂埃が混ざり合ったベトベトが堆積して、結構、汚れました。その反省からかKHは、まともな長さのリアフェンダーになったので今回は付けました。

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 KH250B3まではリアステップのマウント部は防振のためゴムでしたが、B4から金属製のカラーに変わりました。なんで?

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 ついでに出したのに、ピカピカになり、大満足なキックペダルとブレーキペダル。今まで、どっちもなかったので、エンジン始動ができないままでした。

タンクに引き続き、外装で、シート、テールカウル関連です。

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シートとテールカウルは、一体部品でレジン製、
テールライトブラケット、ナンバープレートベースはメタル。
テールカウルに装着されるグラブバーもメタル部品です。

テールライトレンズ、サイドリフレクターはインジェクションパーツで、
テールライトは国内仕様と輸出仕様の二種類がセットされています。


エッチングの部品番号16がシートの両脇に付くシートモールですが、
これはH2A用で、H2はモールの中央が一段凹んでいます。
もちろん、量産型ではH2用もセットします。

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部品番号17は、実は国内仕様用のシートベルトですが、
試作してみましたが、ちょっと薄過ぎるので、
量産型では省略するかもしれません。

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