GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2011年03月

毎年の冬恒例行事、高知の友人Y氏と何か旨い物を食べに行くツアーです。昨年の戸田に続き、今年も西伊豆の雲見温泉に行ってきました。沼津インターで東名高速を降り、伊豆半島の西側を海沿いに南下します。途中の井田で菜の花畑と富士山が。

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お馴染み戸田ではタカアシガニ。

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道中、飲み物を買うために立ち寄った某所の地元密着型スーパーではホウボウの刺身やマンボウやイ●カなんぞ売っていました。さすがは西伊豆の漁師町です。

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マンボウは、どうやって食べるんでしょう?やっぱり鍋ですかね?

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 千葉でも房総半島の南端の和田漁港では沿岸捕鯨のクジラが特産で様々な料理がありますが、竜田揚げと味噌漬け、あと鯨カツ以外は、それほど美味しいもんではありません。イ●カはどうなんでしょう?

 目的地の雲見温泉は、目の前が海にもかかわらず、掛け流し温泉が楽しめる夢のような場所です。非常にこぢんまりとした街で大きなホテルはもちろん、コンビニもなし。街中に沢山の民宿がひしめいていますが、我々の宿は料理が評判の「高見家」さん。

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 豪華な舟盛りにワタリガニの鍋、金目鯛の煮付け、アワビの踊り焼きなど、どれも駿河湾に面した街ならではの逸品揃い。高知と千葉という魚にうるさい県民も納得の料理でした。

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朝食に出された伊勢海老の味噌汁が、これまた絶品でした~

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最後は、夫婦岩から見える富士山という縁起の良い画像で。

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御蔭で最高の命の洗濯ができました!

先日、香港に出張したとき、地元のセブンイレブンで売っていました。マカオ名物のタレ漬けの干し牛肉を一口サイズにカットして小分けしたスナックです。

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店頭で見たときは日本語が書いてあるので、日本製かと思ったのですが製造元は香港企業で、日本製品を装ったパッケージ・デザインです。パッケージに書かれた日本語も

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「携えることが便利」

「食べることが易い」

など、変な部分はありますが、大昔のドラゴンモデル(香港製のプラモデル)の説明書の「つや消しブラック」が「ワや消しブラソワ」みたいな大間違いはなし。マカオの土産店で売っている物と同じで、甘い味でした。

微妙度★☆☆☆☆(日本製品のふりしているだけで、味は美味しいので)


 世の中には、絶妙のバランスの上に成り立っている物が沢山あります。大きいところでは、冷戦時代の米ソのバランスですかね?正面戦争の危機もありましたが、代理戦争や経済戦争だの宣伝合戦などをして、それを回避しておりました。絶妙のバランスですね。

 中国に返還される前の香港にあった九龍城は、当時の英国警察も手が出せない治外法権な場所で、反社会組織や中国から逃げてきた人たち、犯罪者の根城でしたが、意外にも城内は抗争もなく、一定の秩序を以て運営され、モグリながら病院や学校まであったそうです。絶妙のバランスの閉鎖社会ですね。

 都会の犬密集地帯に立つ電柱も絶妙なパワーバランスの上に成り立っているんでしょう。周辺全部の犬がガチで自分の縄張りだと主張したら、連日噛み合い、殺し合いです。

 流山や野田の年末深夜の名物、酔っ払い運転の爺さんの軽トラックも蛇行運転はもちろん、フラフラと対向車線に入ったり、脱輪しそうになるなど、見てるこっちが恐いのですが、絶妙なバランスの運転で事故らずに走っています。(管轄当局の適切なる取り締まりを希望します)古くから住んでいる住民の方によれば、今みたいに、そこら中にガードレールがなかった頃は、年末の早朝には川や田んぼに突っ込んだ軽トラを見ることが間々あり、中には運転席でグーグー寝ている元気なお爺ちゃんもいたそうです。これは、バランスを崩した例ですかね?

 さて、だいぶん間隔が開いたタンクの錆取り作業レポートですが、ちょっとアクシデントがありました。タンクの底部にこびり付いたタール状の物質をエンジンクリーナーで流した後、念のため、再度、サンポール注入し、水で洗浄後、コックの取り付け口にゴム栓をし、タンク錆取りの定番、花咲かGを投入しました。酷い錆は、サンポールで落ちているので、20倍に薄めた溶液で大丈夫です。

 ところが半日くらい経つと、タンクの下に水たまりが!最初はゴム栓が緩んだのかと思いましたが、そんなことはありません。タンク裏面を見ると、コックの取り付け基部の錆た辺りが濡れています。見てわかるような小穴はないのですが、他に湿った箇所はないので、ここから漏れたのに間違いありません。錆取りをする前は、タンク内のガソリンも漏れなかったので、おそらく、タンク内部のコック周辺にこびり付いていたタール状の物質がパテの代わりとなって、絶妙なバランスで漏れを防いでいたようです。古いバイクは、本当にいろんな事があります。

 とりあえず、タンクを上下逆さまに置いて、これ以上、液を漏れなくし、2日置いて、最後に10倍溶液でリンスをし、タンクの錆取りはキレイに落ちました。しかし、ガソリンが滲むように漏れるのでは、タンクとして使えません。せっかくのオリジナル塗装なのに、これは辛い。

 タンクのコーティング剤を使うと早いのでしょうが、年月を経ると悲惨な結果になることも、まれにあるので、個人的には使いたくありません。

どうしようか、悩んでいるうちにワンフェスがあり、幸いにも多少の臨時収入がありました。これはきっと、神のお告げです。(←我田引水)

「よし。漏れのない別のタンクを入手して、それを1979年式のLSTカラーに塗ってもらおう!」

一番、間違いのない解決策ですね。というわけで代わりのタンクを手に入れました。すごい色ですが、塗り替えるから関係ありません。

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塗装は、バイクタンク塗装の老舗、埼玉のドリーム商會さんにお願いしました。


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  月平均40個のバイクタンクを塗装するドリーム商會さんでも、LSTカラーは過去に塗装の依頼がなく色やライン位置のデータがなし。さすがはKHで一番の不人気カラー!かくして塗装見本タンクを持って、直接、お店に行きました。ちなみに、KH250/400で一番依頼が多いのが最終型のカワサキグリーンに白黒ラインで、次いでヒゲラインだそうです。店主の小島さんが応対して下さったのですが、御自身もスーパーカー世代のモデラーとあって、私の仕事に興味を持ってくれた御蔭で、楽しく話ができました。仕上がりが楽しみです。漏れのあるタンクは、自分で板金半田を使って修理するつもりです。

どうにかこうにか完成しました。

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フレームへの取り付け方法を当初とは変更したために、
左右フレーム部品とバッテリーケースに追加工作が必要になり、
そこで結構、時間がかかりました。

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終わってみたら、手間の割には、あまり変化がないので、
前のままでも大丈夫だったかな?と軽く後悔もしているのですが、
やってしまったんで。これで良かったとしましょう。


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あまり目立たない部品ですが、こうして仮組みして見ると
やはり車体後半部を構成する大事な部品だなと思います。

あとはグラブバー、燃料コック、フロントブレーキの分配器、小物編で終わりです。

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