GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2010年12月

気が付いたら、今年ももうすぐ終わり。短い一年でした。

 

前半は割に暇で、H2やラビットの原型も順調に進んでいたのですが、
夏以降、結構、忙しくなってしまい、生活面では良いことなのですが、
趣味模型の面では今一つ不満の残る結果でした。

 

あと30年ぶりにカワサキ・トリプルのオーナーになれたのは嬉しかったですね。
まだレストア半ばで、本当に走れるのか怪しいのですが、
知り合いも一気に増えたので、それはそれで収穫があったということで。

 

来年は、どうなるかわかりませんが、
皆様、どうか良いお年をお迎えください。


レストアには欠かせないメーカー純正部品ですが、消耗品であるゴム部品と左右ミラーを部品屋さんに発注しました。30年前のバイクなのに注文した8割以上は在庫がありました。単価は200円とか300円とか、それほど大きくないのですが、必要個数が各4個、6個、8個なんで、それなりの金額になります。

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写真のパーツ全てで、約15000円也。あと社外品で、古いバイクに似合う黒外皮のテフロン製ブレーキホースも購入しました。

公道を安全に走るための仕方ないコストですけど、購入すべきか悩んでいたポリススピナーのオマケ付きブレードランナーのブルーレイ(逆だという説もあり)は、当然、見送り決定です(泣

今年は28日で作り物仕事が全て終わったので、一気にH2原型…
とは行かずに、年賀状の写真に使うフィギュアを自作しました。
たぶん、大半の方は知らないと思いますが、
マイナーなコミックキャラで、鼻兎(ハナウサギ)です。
一昨年くらいから、ウサギ年の年賀状には、これを作って、
写真撮るぞと決めていました。

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顔と手足の色が違うのは、適材適所の素材選択をした結果…
というのは嘘で、材料棚に残っていた半端な量のエポパテを使った結果です。
こういう作業は不思議と早く進みます。

白いサフェーサーを吹くと、完成が近付きます。

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墨入れして完成です。さて、どういう構図になったかは、
新年のお楽しみということで。


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以前、記事で取り上げた自宅駐車場に来る黒猫です。

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 記事自体は10月にUPしましたが、写真を撮ったのは6月で夏頃から姿を見なくなっていました。今年の夏は暑かったから、どっかで涼んでいるのか?と思っていたら、秋になってもいないまま。

 すっかり忘れてかけていたのですが、先日、自宅のすぐ近所で見慣れぬ太った黒猫がおりました。

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 はて?初めて見るはずなのに、既視感があるのはなぜだろう?向こうも全く逃げず、こっちをずっと見ています。

 黒猫と言えば、最近、見ないあの黒猫、目の上の毛が黒じゃなくて、濃い海老茶色だったよな…眼の色は黄緑で、と思い出し、え⁈ あれ? こいつも同じだよ?ええ、ひょっとして同一猫か?

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 とりあえず写真を撮って、自宅で検討。体型は全く違いますが、小さい顔が急に太ったらしい兆候があり毛の特徴や眼の色は合致します。

 しかし、わずか4カ月くらいで、猫って、こんなに太るもんですかね?かなり毛艶も良くなっているし。とりあえず暫定的に同一猫と判断して「林寛子」と命名。


 近所に紅葉見物に行った帰りに見つけました。

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 別に動物園とかではなく、つくばEXのトンネルの上です。要は子供向けにイラストを使って、危険度を訴えたかったのでしょうけど却って意味が通じないような?普通に「あぶないから」とか「はいっちゃダメ!」で良いのでは??

 あと、看板を作ったのが鉄道会社ではなく、千葉県企業庁なのはなぜなんでしょう?千葉県も、つくばEXの株主で、担当部署は企業庁だ、という話は聞いたことがありますが、その資本関係からですかね?


微妙度★☆☆☆☆(絵柄も含め、実は結構、好きだったりするんで)

KH250のフロントブレーキは、B2型(1977年式)まで、
スクリュー式キャップの円筒型マスターシリンダーでしたが、
B3型から4本のネジでキャップが固定される角型に変更されました。

私のB4型も当然、この角型マスターシリンダーが付いていますが、
御覧のような状態で、キャップは傷だらけで、ブレーキフルードが漏れ放題。
漏れた後、塗装を犯し、乾いてカピカピになっています。

買ったバイク店の店長も「フロントブレーキは(この部品を)使わないほうがいい」と。

うん。これは、さすがに素人でもわかるレベルですね。

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中身のダイヤフラムはボロボロ。役目をなしていません。
残っていたブレーキフルードも廃油のようにまっ黒でした。
前オーナーの英国人、あんたは何を考えていたんだ?

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シリンダー内はホコリと錆だらけ。
こんな状態なのに、レバー握れば一応は止まったので、
最低限の機能はするんですね。

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念のため部品入手が可能なのか、
調べたら、この角型シリンダーは、
キャップもダイヤフラムも販売終了でした。

OHしたくても、これでは無理ですね。
同じパーツを使っている人気車種のB5型のみならず、
Z650やZ400RSのオーナーなど、
メンテナンスとか、どうしているんでしょうか?

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かくして、ちょっと形状は異なれど一応、角型ということで、
W400用を丸々、移植しました。
程度の良い中古品を入手できたのはラッキーでした。

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部品も当分、供給されるだろうから、めでたし、めでたし。

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