GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2010年09月

愛知県のCB400Four専門店の店長である高橋さんが、名古屋の御菓子を送ってくれました。

 

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名前は「しるこサンド」。製造元は愛知県小牧市の松永製菓株式会社で、40年の歴史を誇るロングセラーだそうです。愛知県と言えばTVでも紹介される、抹茶小倉スパ、しるこスパなど、数々の迷メニューを出す「喫茶マウンテン」があり、商品名としるこスパの名称がダブり、嫌な予感がしましたが、とりあえず、挑戦。

 

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外見は普通のビスケット風。特に変な香りもありません。


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固めのビスケットに、懐中汁粉の粉が入った感じ。んで、意外にも普通に美味しいです。なんだか懐かしい味と言いましょうか。奥さんに食べさせたら、当初はそのネーミングに警戒し、おそるおそる食べてましたが、やはり、美味しいと。試しに娘たちにも食べさせたところ、

 

「小学生の頃、避難訓練で食べさせられた乾パンに似ている」

 

「普通の御菓子って感じ」

 

「まずくはないけど、父さんや母さんが言うほど、美味しいとは思わない」etc

 

う~ん。今はもっと、美味しい御菓子が沢山あるからかな?

 

10代後半から20代のハートには訴えないようです。高橋さん、我々、中年世代は美味しいと思いました。ありがとうございました!とりあえず評価は二通りで。

 

微妙度☆☆☆☆☆ (40代以上の方限定)
微妙度★★☆☆☆ (10代後半から20代)

 

今回の微妙さは味ではなく、ネーミングかもしれません。

始めてはみたものの、なかなか難儀な形で、すんなりと進みません。

 

現物を眺めがら製作できるので、作業しやすいと思いきや、
いろんな事がわかり過ぎで、却って悩まされますね。

 

ヘッドライトケースの三次曲面は、部分的に凹面状になったりと奇抜なデザイン。
ライトステーとの取り付け部も予想より太かったです。


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手前が一次原型、奥が製作中の物です。
ただ、この部品、組むとほとんど見えなくなるんですよね…

以前、北海道にお住まいのH2オーナーのFさんから、

 

「ヘッドライトケースは上下非対称です」

 

と教えていただきまして。

 

写真を見ると、なるほど確かに下が膨れている様子。

 

パーツカタログで調べてみたら、H2(750SS)とZ1/Z2のヘッドライトケースは、共通部品であることが判明。Z1/Z2の部品なら、部品交換会に行けば、実物が見られるし、安ければ買えば良いので、さっそく、先月、某部品交換会へ。

 

昔は古いバイク部品が安く買え、売り手の蘊蓄話やら、交渉の妙を楽しむ場だった部品交換会も、時代と共に様変わりし、あるのは中国製のモンキーやゴリラの部品が圧倒的。値段もオークションと同じ。いや、むしろ最近は高いと感じます。

 

Z1/Z2のヘッドライトケースもあったのですが、状態は錆だらけ。これでも安ければいいや、と値段を聞くと、

 

「う~ん、3000円!」

 

いやいや、錆だらけで凹みもあるじゃない、その値段はないでしょうよ、

 

「だめだめ、当時モンだよ、超貴重だよ。もうレアもレア、超レアだよ」

 

イイ歳したオッサンが「超貴重」、「超レア」とか言うなや。恥ずかしい。そもそも、それほど貴重じゃないぞ、こんなモン。騙しはイカンだろが。売り子まで劣化しているな。古いモンなら何でも高い。バイクの部品交換会に限らず、こう勘違いしている人が増えたのが悲しいです。実は、もっと状態の良い物が1000~2000円程度で落札されているのを事前にオークションで下調べしていました。

 

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結局、私もオークションにて落札。御値段1000円也。状態も部品交換会にあったものより、錆も少なく凹みもなし。本当に、下部が膨れています。また、その膨れ具合がイヤラシイ!

 

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さっそく、手元に置いて、作業開始です。

 

昔の部品交換会では、商売そっちのけで、いろんなことを教えてくれたり、同じバイク乗っているだけで、オマケしてくれたり、「何でも相談して」と連絡先を教えてくれたり…そんな雰囲気が大好きだったのですが、もはや、そういう売り子さんは少数派。「素晴らしいこと全て過去の記憶の中」になりつつあります。残念ですね。

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