GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2010年04月

市川市内の県立高校に通う次女は、今年の4月から高校三年生になりました。

先日、新三年生になって最初の学級懇談会があり、奥さんが出席しました。
その日の議題は、体育祭や文化祭などの学校行事を手伝うクラス代表のPTA委員を決めること。

各クラスから数名づつ選ぶのですが、担任の先生が
「どなたか、やっていただけませんか?」と呼びかけたとき、
一人の保護者が挙手して「あのー、…」

「私、行徳から来ていて、高校まで往復で1000円近く掛かるんです。
これって引き受けたら、交通費を学校から支給してもらえるんですか?」

水を打ったように静まる教室。先生も一瞬、言葉をなくしましたが、

「お子さんのためのボランティアですから、そういうものは出ません…」

他の参加者から、私は往復で1500円も掛かるけど考えたこともない等々の意見が出て、
そのお母さんは沈黙。

一人目のお子さんということで年齢は30代後半。
うちの奥さんも、一体、何を考えて生きてきたんだかと、えらく憤慨してましたが、
憤りのあまり、PTA委員を引き受けたところが、実に九州女性な彼女らしいと思いました。

昔から、三度目の正直という言葉がありますが、
まさに、そのまんまの三作目のフレームです。
過去二作の問題点をクリアーすべく、完成まで一番、時間が掛かりました。
まずはタンクやシート、エンジンを載せて全体のバランスを見ます。

 

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エンジン、エアクリーナー、バッテリーケースの位置関係はこんな感じ。

 

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うん。これぞイメージどおり。
ようやく、肩の荷が降りた気がします。

ぎっくり腰をやってゴロゴロしていたら、体重が3kgも増量。

短期間に、こんなに太るのは、正月休み以来です。
でも正月みたいに、沢山食べてないので運動不足が原因でしょう。
というわけで、今日は天気も良かったので、
腰のリハビリも兼ねて近所の散歩に。

自宅のすぐ傍に坂川という、
冬になると沢山の鴨が訪れる川があり、
川風が気持ち良いので、その土手をつらつらと。

すでに葉桜となった桜並木や、
魚を捕っている鵜を眺めながら歩いていると、
前から小さな犬を連れた50代半ばくらいのオバさんが来て、
いきなり、笑顔で川を指差し、

「この前、お爺さんが泳いでいたけど、あれは溺れていたのかしらね?」

何なんだ?その話題は?

土手の上には私と、そのオバさんしかおらず、
間違いなく、私に話しかけています。

初対面の私に、なんで、そんな疑問文を?
私、そんな光景見てないから、肯定も否定もできませんよ。

そもそも、この前って、いつよ?
割と最近だとしたら、寒中水泳でもない限り、泳がないし、
こんな汚い川では、寒中水泳しないだろうから、
やっぱり、その爺さんは、溺れていたんじゃないの?

いやいや、でも泳いでいるか溺れているかは、
一目見ればわかるよな?

判断できないってことは、泳いでいたのか?

まあ、ここは、聞き返し反応すれば、オバさんが
詳しく説明してくれるだろうと瞬時に考え、

「えっ?」

その返事を聞いて、オバさん、詳しく説明するどころか、
急に無表情になって、無言でスタスタと行ってしまいました。

私、街を歩いていると、割と道を聞かれるタイプですが、
こういうパターンは初めてですね。

急に暖かくなったから、いろんな人が出ているんですかね?

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カワサキ750SSの原型が完成しつつある1/12バイクシリーズですが、
企画当初から、プラモメーカーや玩具関係の仕事をしていた某デザイン会社が、
「バイク模型、好きだから」と申し訳ない位の価格で、
外箱のデザインや版下製作、広告レイアウトなどの印刷物関係を
引き受けてくれることになっていました。

しかし先月、我々には、どうしようもない事情があって、それは不可能に。

そこで、急遽、これらのデザイン、版下製作をして下さる方を捜しております。

社会人としての常識があり、連絡がちゃんと付いて、
バイクについて、詳しい性能や車種の知識はなくてもいいですから、
タンク、シート、サイドカバーなど各部品名称がわかる方を希望します。

ブログを見ていただければわかるとおりの超零細個人営業ですが、
おもしろそうなので、手伝ってあげようという心の広い方や、
模型開発に係わりたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、
内緒コメント機能で連絡先を記していただくか、
gumka1995@yahoo.co.jj (最後のJをpに)宛まで御連絡ください。

よろしくお願いします。

途中、腰痛で中断というアクシデントがありましたが、
カワサキ・トリプル・バッテリーケース原型の神様が、
ちりっと降りて来てくれたようで、なんとか形になりました。

「神様の力を借りて、この程度か!?」とか思う方もいらっしゃるでしょう。
私の場合、神様の力を借りて、ようやく、ここまで、と考えて下さい。

以前、 M30さんにも突っ込まれましたが、
完成するとサイドカバーとシートで見えなくなる臓物系パーツは、
どこまで再現するか判断に悩むところ。

徹底再現すると切りがないし、かといって何もないじゃ寂しいし。
ない智恵を絞って、初回なんで、そこそこ程度にやっておきました。
配線コード類は省略となりますが、お好きな方は、ぜひ御自身で工作してください。

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改修前はこちら。

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フレームに載せてみました。ドライブ・チェーン潤滑油ポリ・タンクの
キャップがフレームより少しはみ出しているのが再現できて良かったです。

先週、ぎっくり腰をやってしまい、2日ほど作り物作業を休んでいました。

指先で済む作業なら問題ないのですが、
ヤスリでサイコウッドを粗削りしようと、力を入れたら「イタタタ」
工具を取ろうと手を伸ばすと「イタタタ」てな具合で、仕事になりません。
腰の重要さを知りました。

昨日の午後には痛みが和らいだので、夕方あたりから、
ぽつぽつ作業を再開しました。

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実車の写真ですが左サイドカバーの内側は、こんな感じです。

画面左に見える黒い円筒状の物がエアクリーナーケース、
真ん中にあるのが12Vバッテリー、その隣は、
ドライブ・チェーン潤滑用ポリ製のタンクです。
画面では見えませんが、サイドカバーの下部にあるボタンを押すと、
このタンク内のオイルがチェーンに給油されます。
当時は路面状況も良くなく、チェーンの品質も今とは比較にならないので、
他社の大型排気量バイクも同様の機能を備えていました。

チェーンの性能が大幅に向上した現代では用無しの機構で、
外しても問題ないのですが、当時が忍ばれるということで、
レストア車の多くが空のままのタンクを残しているそうです。

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バッテリーケースは形状を一部直し、細部に手を入れました。

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フレームに載せるとこんな感じです。

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