GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2010年01月

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750SSの一次原型を作ったH3氏が台湾から先日、来日しましたが、
そのとき、私に修正される自分の手掛けた原型を見て、
思うところあったようで、

「バッテリーケースとミッションケースの左右カバーは、自分で直す」

と宣言して、帰国しました。

そして、ついに修正部品が出来上がりました。

見た感じ、前よりは良さ気です。

もちろん、手元に届いてから再検証するのですけど、仮に問題があったとしても、

前の状態からよりは、かなり作業が軽減されそうです。

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私が香港滞在中、ほぼ毎夜、通うのが、この「來文記麺家(Mak Man Kee Noodle Shop)」でございます。

ドラゴン社内で一番の美食家、C.K.ツァン氏に教えてもらった店で写真の雲呑麺(ワンタン麺)が絶品です。腰のある縮れ麺、あっさり醤油味スープ、そいて、プリプリのエビが沢山入ったワンタンが4個入って、御値段HKD24(約288円)これはハマりまっせ!

日本の小鉢程度の量なので、小腹が空いたとき、あと、もう一口食べたいときは、ピッタリです。場所は地下鉄の佐敦(ジョーダン)駅のC2出口から1~2分。住所は、九龍白加士街51号 電話2736-5561
営業時間は午前12;00から午前0:30なので、打ち合わせで遅くなっても寄れます。

小さい店なので、混雑時の相席は当たり前。店内も客同士の会話がやかましく、食べ終わったら素早く御退席くださいという感じなので、ゆっくり食事をしたいという方には不向きです。

夜8時くらいまで会議やってそのまま食事に行き、会議の流れで、そこでも結局、喧々囂々…

ホテルに戻ってから一人で閉店間際の麺家に行って、広東語の会話をBGMに美味しい雲呑麺かき込むと明日への活力が湧いてきます。

お店のスタッフもぶっきらぼうに見えますが、実は楽しい人たち。あるとき、日本語で「相変わらず、うめ~な~」と呟いたら、満面の笑みを浮かべ、一生懸命、広東語で自慢をしてました。
(私は全く理解できず。でも、おかまいなし)

 かつて、ベネリ254の二台のオーナーだったドイツ人はこのバイクを評して言いました。「デロルトのキャブは普通に走るだけでセッテイングが狂う。ボッシュ製のセル・モーターはスラッジが少しでも貯まると作動不良。電装系でハーネスは日常の水洗いだけで死ぬ。コンデンサーなんか何もしなくてもパンクする。ポイントが狂うのは挨拶みたいなもん。フレームは明らかに強度不足だ。フロントフォークは容易に底付きする。ブレンボのブレーキは制動能力不足。全てが悪夢だ」

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 その後、知り合った多くのベネリ254のオーナーもセルモーターの不調を異口同音に訴えます。そんな鬼門ともいうべき、セルモーターの検証を高橋さんは始めました。そもそも、このモーター、本体と蓋が封印された非分解式でカーボン・ブラシの交換を考えていません。以下、封印を解き、中身を確認した高橋さんのコメントです。
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1、カバーにメーカ名 EFEL? イタ車のライト類の電装メーカー

2、100円ショップの腕時計なみの非分解ですが、非防水?Oリングが入ってません。
  雨の降らない国の仕様なのでしょうか?

スラッジが少しでも貯まると作動不良を起こす、は、おそらく

3、ブラシのスプリングが弱いため戻りが悪く、スライドしない
=この部分にスラッジが貯まりスライドしなくなり通電しないのでセルが回らない。

ベースプレートがベークライトの板でクラックが見えます。
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セルモーターはボッシュではなく、EFEL、やはりイタリア製だったのですね。なぜ、二台オーナーの彼はボッシュ製とメールに書いたのでしょう?ベネリ254はドイツのメカフェチのハートを掴み、OEM供給されて「モトビ」のブランドで売ったそうなので、もしかしたらセルモーターが交換されていたのかもしれません。非分解式で非防水。イタリア人は何を考えとるんでしょうか?

 二玄社の発行する自動車雑誌「NAVI」が2月26日発売号を以て休刊です。新聞やニュースなどで御存知の方も多いでしょうが、併せて同日発売の兄弟誌である「MOTO NAVI」も休刊になります。NAVI休刊の理由について、出版元は広告収入・販売部数の減少と説明していますが、おそらくMOTO NAVIも同じでしょう。

 昨年、休刊となったClubman同様、ここ数年、本屋で手にもしておらず「ああ、やっぱりな」というのが正直な感想です。自宅にあるのは2007年4月号のみで、これも出張の時、飛行機の中で読む本がなかったから空港の売店で買っただけ。NAVI別冊として出ていた創刊間もない頃は、おもしろい雑誌でしたが、どんどんオサレになるにつれ、おもしろさが反比例していていきました。レイアウトやインタビュー相手を見ても、お金をかけており、企画や着眼点は悪くないものの、なぜか内容がスカスカだったり、方向性が「なんでそうなるかな」という展開で、もし同じ企画を他誌でやっていたら、もっと楽しくなるのにと残念でした。

 以前、同誌の取材を受けた某バイク店のオーナーが「NAVIで使えない編集員がMOTO NAVIに来るんで、とにかく(取材の)段取りが悪くて困るんだ」とぼやいていましたが、それが誇張や冗談に聞こえないところが何とも。

 個人的にはライターの質が気になりました。「本当にお前、バイク好きなの?」と言いたくなるほどで、こう書くと文章の上手さについてかと勘違いされるといけないので、敢えて書きますが、もちろん、文章は上手いにこしたことはないです。しかし、バイクに対する強い思いやツーリング先で見た感動の風景、そして、インタビューにしても「これを読者に伝えたい」という気持ちがあれば、それが拙い文章でも読み手には伝わりますし、それが雑誌のおもしろさでライターの個性のはずです。

 そんなライターの感性フィルター越しの記事を私は読みたいし、情景を思い浮かべたいし、スピード感を部屋に居ながらにして感じたいのです。ライターの役目は、その場にいない読者にそれを少しでも伝えることで、これは二輪誌に限らず、すべての雑誌で同じだと思います。残念ながら、MOTO NAVIには文章の体裁を繕うのは上手い人は沢山いましたが、バイクを伝えられる書き手が少数でした。どんなにお金を掛けておサレな誌面にしても、ダメな記事しか載らない雑誌はダメ。そんな印象でした。


 研究用に名古屋の「Four Season 」の高橋さんに進呈したベネリ・クアトロの部品取り用エンジンの分解・検証が始まり、写真込みの報告が届き始めました。は、早い!

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 まずはピストンから。鋳造製ピストンにはMONDIALの文字がありました。正真正銘のイタリア製の証です。オイルリングはワンピースで、日本でも70年代には、3ピースだったそうで、高橋さんが驚いていました。

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長女からブログでの紹介を頼まれました。

映画「サイドカーに犬」「ジャージの二人」の原作者であり、「猛スピードで母は」で、
芥川賞を受賞した作家の長嶋 有氏を講師とする小説・文学ゼミが文化学院にありまして。
将来、作家やエッセイスト、脚本家、編集者を目指す若者が講義を受けていますが、
うちの長女も、実はゼミ生。

2008年から、年に1回、ゼミ生が作品発表する場として、
長嶋氏監督の下、自分たちで作る同人誌が「東京天竺」です。

この号は、その第2号。今号の特集テーマは「色気」で、
目玉は、バンド「真心ブラザース」の桜井秀俊氏をゲストに招いて、
長嶋有氏、同じく作家の中村航氏による対談形式のロング・インタビュー。
前後編を合わせて、73ページものボリュームです。

その他にも劇団ナカゴーの演出家、鎌田順也氏のホラー(?)漫画、
ゼミ生による小説、エッセイなど満載。うちの長女も「美脚と私」
というエッセイを書いております。

全体的な印象としては、もう少し文章のボリュームをスリムにして、
訴えたいことを絞ったら、もっと良くなるのに、という感じですが、
若さ故の荒削りな文章やレイアウトは、考えぬかれた名文や
商業誌とは違う味わいはあります。模型に例えると、
ウクライナのAmodel の簡易インジェクションキットかな?

ちなみにGUMKA、応援の意味を込めて、広告を出しております。

…「真心ブラザースの桜井さんのインタビューが掲載されているなら、
ファンの人が買って、すぐに売り切れるんじゃないの?」

と長女に問うたところ、

「それがね、長嶋 有先生とのお友達仕事で、事務所を通していないから、
大々的に広告とか難しいんだよ」

あらら。まあ、世の中、いろいろ大人の事情があるようです。

価格は1冊800円。現在、上記のような深い事情があって(?)、
第1号とは異なり、書店での取り扱いはなく、通信販売のみ。
もし、皆様の身の回りに真心ブラザースのファンの方がいたら、
こそっと耳打ちしてあげてください。

「通信販売の詳しいお問い合わせは、tokyo_tenjiku@excite.co.jp まで!
気軽にどうぞ!お待ちしております」

とのこと。関連ブログは下記に。

http://toten.exblog.jp/

なお、長女は、今年3月に学校を卒業して社会人になるはずでしたが、
御存知のように、100年に一度の不景気で、未だ就職先は未定。やれやれ。

御覧の皆様、良いお話しがありましたら、宜しく御願いします。

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