GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2009年09月

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(前回からの続き)

5mmプラ棒をある程度、形にしたら、
太さが4.75mmになるまで、ヤスリや電動リューターを使って、
一皮削ります。

さすがに3回も同じ原型作っていると要領が良くなって、
前より早く作業が進みます。

だいたい、形になったところで、左右のダクト断面形が、
同じかどうかを一旦、切り離して確認しました。

この作業に、電動リューターの薄刃の回転ノコを使ったのですが、
作業終了直後、いきなり不動に。

この作業の前から、回転むらが出たり、
途中で止まりそうになっていたので、
そろそろ消耗品のカーボンブラシが寿命かな?
と思っていた矢先の出来事。
切り離し作業の途中でなくて良かったです。

分解して確認すると、カーボンがすり減って、
基部のスプリングが見えてました。
これは、完全にダメですね。

電動リューター自体は25年前に購入。
最後にカーボンブラシを交換したのは、たしか10年以上前だから、
仕方ありません。

メーカーに問い合わせると、さすがに私の機種は生産中止。
でも、カーボンブラシ部品は、
後継機種と互換性ありとのことなので、
工具店経由で注文。早く届くといいな。

 今年も曼珠沙華(彼岸花)の季節になり、近所でも咲き始めました。春の桜や夏のヒマワリのように、日本の秋を象徴する花だと思います。「働き過ぎるとバカになっちゃうよ!」と嫁に怒られたので、昨日、百万本の彼岸花が自生する埼玉県の巾着田へと、夫婦で行ってきました。

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 その名の由来どおり、秋の彼岸の頃に開花しますが温暖化が叫ばれる昨今も、ちゃんと、この季節に咲くのは立派です。一定の気温になったら咲くのではなく、気温が数回下がったら、咲く生理になっているようです。植物に詳しい方によれば日本の野生の彼岸花は遺伝的に全て同一の雌株だそうです。そのため花は咲くものの種子はなく、どうも中国か朝鮮半島から伝わった最初の球根からの株分けで、日本全国に広まったそうで、ちょっと信じられません。

 私の祖父は、この花が大好きで庭に植えていただけでなく、季節になると群生している場所に出掛けて眺めていました。今は宅地化され見る影もありませんが、昔は市川市にも沢山の彼岸花が咲く場所があり、一緒に連れていってもらったので、今でも彼岸花を見ると祖父を思い出します。

 一方、富山県出身の母親は「死人花」「墓場花」と嫌っていました。母の故郷では墓場や廃れた家の庭に生えるので縁起の悪い花だったそうです。生える場所もさることながら、葉が全くなく赤い花だけが咲く様子は、見ようによっては不気味かもしれません。この季節、TVニュースなどで巾着田は取り上げられるので、昔から行きたい場所でしたが、現地は、本当に彼岸花だらけ。美しい景色を堪能した一日でした。


 「まだ、ホンダGL400B、捜していますか?」以前、程度極上のGL400Bを置いていたバイク店さんから電話がありました。距離は5万km近く走っているものの、キチンと整備されて乗られた車輌で車体各部は極上とは言えないが、まだ充分に乗れるとのこと。

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 とりあえず、見に行き、GL400Bの実車と久々の御対面。今の国産バイクのエンジンは、並列四気筒/二気筒、もしくは横置V型二気筒ですが、これは縦置V型二気筒で、しかも水冷式OHV。デザインは賛否あったものの、発売当時は画期的なバイクと雑誌で絶賛されていました。

 現在の中古バイク市場でもアメリカン・タイプのGL400カスタムは沢山ありますが、このヨーロピアン・ツアーラーのGL400、まして、1981年に登場した改良型であるB型は見ないそうです。肝心のバイクですが、見た目は、5万km近く走った割にはキレイ。確かに、エンジンは異音や冷却水漏れもなし。これは、まだ走れるなを実感。ただ、私がバイクに乗っていた時代、バイク店のオヤジが「80年代国産バイク5万km限界説」を力説しておりまして。

 簡単に説明すると250cc以上のバイクなら、走行距離5万km程度ではエンジンやフレームは死なないものの、神経系というべきレギュレターやジェネレーター、ハーネスなどの電装系統、水冷車だったらウォーターポンプなどは寿命なので、その距離を走ったら、フルOHするか乗り換えろという話でした。もちろん真偽は不明ですが、身の回りで、長くバイクに乗っている人に尋ねると

「真実とは言わないけど、ガセや嘘とも言い切れない部分もある」

 これがカワサキZ1/Z2や500ss、W1、ホンダCB400four、CB750Fourなどの名車ならリプロパーツが巷に沢山あり、極端な話、Z1/Z2ならフレームとエンジンさえあれば、あとはリプロパーツのみで1台完全に組めるので、お金の問題をクリアーすれば、ずっと乗り続けることが可能です。

 しかし、GL400は輸出車として、ドイツで大ヒットしたものの国内では超不人気車種。リプロパーツなんぞ夢のまた夢。というわけで、万一、電装やポンプ死んだら、どうすればいいの?状態。悩むところですね。あと、400ccで車重200kg超えは、取り回しと燃費が心配です。


※ 9月26日補記

 悩んでいるうちに嫁入り先が決まったようです。今回は御縁がなかったということで。ほっとしたような、残念なような、不思議な感覚です。

請う!GL400B、上質中古車情報!ということで。

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最初は遠目でフロントグリルだけ見えたので190SLか230SLかな、と思ったら280SLでした。

赤いレザーシートが窓越しに見えます。久々に実車を見ましたが、本当にキレイなラインの車です。

自宅近所の駐車場で、気軽に、こういう車が見られるのは幸せです。

「今日、うちの父親が、変な話をしてたんだけど…」

奥さんが、自分の父親を車に乗せて出掛けたとき、
元同僚の話を始めたそうです。


「その人は、昨年、84才で亡くなったんだけど、
若い頃は日本海軍の大型潜水艦の無線手で、
潜水艦の中に、折りたたみ式の飛行機を何機も入れて、
太平洋を横断して、アメリカ本土を攻撃する作戦に参加した、
とか言うの。60年以上も前にそんなことができたの?」

有名な話だと思っていたのですが、
普通の人は、伊四〇〇潜水艦と晴嵐なんて知らないんですね。
作戦決行直前に終戦を迎えたけど、実話だよ、と言うと、
ほっとした様子で、

「ああ、良かった、てっきりボケて、
空想と現実がごっちゃになったのかと思った」

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エアーダクト(エアクリーナーインシュレーター)の
左右の足の直径は、実寸で57mmなので、
1/12では4,75mmになります。

そんな半端な太さのプラ材などないので、
タミヤの5mmのプラ丸棒をローソクの火で、
曲げてから、薄皮一枚分、削りました。

タミヤの5mmプラ棒、昔から中に空気が入った物が多く、
火を使って、伸ばしたり、曲げたりすると、その空気が膨張して、
餅みたいに膨れることがあります。

昔、なんとかならないのか、
タミヤの方にも話をしたのですが、
「製法上、仕方ないんです」だそうです。

あとは削って角度を決めて接着し、細部工作に入ります。

(続く)

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