GUMKA工房記

模型の企画・設計とロシアのレッドアイアンモデルズの代理店をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2009年06月

 言っておきますがプラモではなく実車の話です。かなり無茶です。いかれています。前回紹介したH3氏のZ1000STですが入手して数ヶ月後、Z1000Mk.IIへと改造されます。STはシャフトドライブ、Mk.IIはチェーンドライブなので、まずは駆動系を改造し、タンク、シートなどの外装も変更。文章だと簡単だけど、現実はかなり大変そうです。

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 当然、「最初からMk.IIを買えば?」と言いましたが、2006年当時、台湾には実動のMk.IIは1台もなし。アメリカや日本から輸入しても、公道を走るためのナンバーを取得には日本の車検よりも遙かに厳しく、かつ、面倒な交通関連当局の検査を受けねばならず、輸入コストとナンバー取得コストを考えたらSTを改造したほうが安いとのこと。話を聞いたときは、本気かよ?と思いましたが、数日後、届いたメールに付いてきた画像は改造の真っ最中。おお、本当にやっているよ。「一体、いくらかかるの?」と問うと「例のエンジンのないMk.IIのオーナーが、バイクを約16万で譲ってくれた。工賃は全部、自分でやるからタダ。バッテリーやガスケット、ゴム部品を新品に代えて、(STの値段は抜きで)総額20万くらいか?」

うん。それは確かに新たにMk.II を輸入するより全然、安いわ。

 今から2年前、模型仕事のパートナーで台湾人の模型設計者、H3氏より国際電話があり。

H3「今日、バイクを買った。自分へのご褒美だ」

私「おお、前から捜していたZ1000Mk.IIか?それともZ1か?」

H3「KZ1000STだ。Z1000Mk.IIより安い。」

 KZ1000STはZ1000STの対米輸出モデルで、Z1000Mk.IIにZ1300のシャフトドライブ・ユニットを足回りごと移植したモデルで、タンク容量もMk.IIの17.8リットルから18.2リットルに増量され、デザインも若干、異なっています。彼の住む台北では、シャフトドライブのZ系列は人気がないので安く入手できたそうです。

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 台湾のZ1000STとZ1000Mk.II 絡みのおもしろい情報がありまして。割と最近まで、台湾では大型バイクは輸入禁止でした。が、そこはバイタリティー溢れる台湾人のこと、役人や政治家を抱き込んだり、部品で輸入して組み立てたりと、様々な方法で法律の目をくぐって、ハーレーやBMW、トライアンフ、ノートン、モトグッチ、ホンダやカワサキなど多種多用な大型バイクが輸入され、台北の街を走っていたそうです。

 角形Z系列も、その例外ではなくカワサキ専門業者によって20台のZ1000Mk.IIと5台のZ1000STが80年代初頭に北米から輸入されたそうです。残念ながら2006年当時、残っていたのは各2台づつだけ。Z1000STは彼の所有車を含めて、2台とも可動車でしたが、Z1000Mk.IIは可動車は存在せず、1台はバラバラ状態で、バイク店が持っており、もう1台は運悪く、輸入禁止時代に、当局の摘発をくらい、書類の不備があったため、見せしめでエンジンを没収されてしまったので、車体・外装は完璧ながら、エンジンなしの状態。

 ちなみに、20台輸入されたZ1000Mk.IIのうちの約半数は、ここ数年で日本へ輸出されたそうです。最近、Mk.IIの人気が高いからね。中古バイク店の何台かは、台湾経由の里帰り車もあったんでしょうね。

 海外の街歩きで楽しいのは、日本では見たことない車やバイクと遭遇すること。香港やマカオは日本に輸入されていない中国製やタイ製、台湾製などの怪しいスクーターやバイクが街中に止まっており、眺めているだけで楽しいです。

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 写真は、マカオにいた謎のスクーター。中国製のスクーターは、大概、どっかのパクリだったりしますが、これは見たことのないオリジナル(?)なデザイン。なんとなくモビルスーツっぽいです。

  帰国してから調べたら、台湾ヤマハ製のBW’S125というオフロード・スクーターでした。そんなジャンルがあるんだと、ちょっと驚きましたが、道路状況の良くない東南アジアでは人気があるそうです。

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盛岡に行ったら、やはり盛岡冷麺です。今回は、AFVの会の主催者の方が希望者をお店まで連れて行ってくれました。

JR盛岡駅すぐそばの「ぴょんぴょん舎」は別にウサギと関係があるのではなく、オーナーの御名前がピョンさんです。堅めの麺に鳥と牛のダシが効いたスープ、辛みの元となるキムチ、美味しかったです。

盛岡に行く前、市内にお住まいの旧友、丞さんに「冷麺以外にお勧めは?」と伺ったら名前が出てきたのが「じゃじゃ麺」です。ウドンのように太い麺に、味噌が乗ったシンプルな麺で自分の好みでラー油や酢、おろしニンニク、生姜、塩、胡椒などを加え、混ぜ合わせて食べます。地元民には冷麺よりも遥かに庶民的な支持を得ているそうで、クセがあって初心者にはあまりオススメできない、とのことでしたが、せっかく盛岡に来たのだから、取り敢えず挑戦。

帰りの新幹線に乗る前に「ぴょんぴょん舎」の並びにある「Hot JaJa」へ。

事前の情報から、さほど期待はしなかったものの、ニンニクだの、七味だの、酢だのを入れて食べたら、意外にも、おいしくいただけました。普通(中)を頼んだのに、やたら麺の量が多く、最近、食が細くなった私は、すっかり満腹になりました。確かに、超絶においしい、という麺ではありませんが、
東南アジアにありそうな味で、これはOKでした。

帰宅し、食後の感想を丞さんに報告したところ、

…じゃじゃ麺の人気は、自分好みの味付けの自由度が高いからとか、ちょっとクセのある味がむしろハマるからとか言われてますが、最大の理由が「安くて腹一杯になる」という点にあるのは疑いようが
ありません。食べ盛りの高校時代に先輩から教えられてハマるケースが多いようです…

これには納得。自宅に戻って数日経ちますが、なぜか、もう一度、
食べたいのは冷麺ではなく、じゃじゃ麺だったりします。

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社名板が完成しました。

ちょっと特殊なサイズだったのので、御苦労をお掛けしましたが、本物の大理石っぽいアクリルに彫刻文字という立派なものが完成。これで運送屋や郵便屋も困ることはないでしょう。

「こういうの、うちも頼みたい」という方は、東京都荒川区の「寺村彫工」03-3892-2371(代)に
お問い合わせください。

担当のKさん、ありがとうございました。

模型店時代の常連さんだった、フジペンさんに誘われ、盛岡で開催された東北AFVの会に行ってきました。


 このところ会っていない旧友の島脇氏も来るし、運営委員の一人、丞さんにも会いたかったし、本場の盛岡冷麺も食べたいぞと。

 福島以北に行くのは初めてで、前日遅くに現地に到着し、一泊して、翌朝、散歩がてら盛岡の街を見学してから会場入りしました。緑が多く気温が低かったせいか、朝の空気は春のモスクワに似ていました。


 秋田に続いて、東北地方では二回目のAFVの会でしたが、前回を上回る参加者が訪れ、作品点数も120個と、主催者が嬉しい悲鳴を上げていました。


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去年まで店をやっていたので、土日を留守にはできず、
実は、AFVの会そのものに行くのも20年ぶりくらいですが、
以前と違って、ドイツ物一辺倒でなく、様々な国や時代の完成品が並び、
塗装も個性あふれており楽しめました。

私としては、以前に御世話になった、MA誌の連載で有名な佐藤邦彦氏と、
直接、お会いできたのも嬉しかったです。

東北AFVの会は、アメリカのIPMSナショナルのように、
持ち回り方式なので、次回は宮城か青森で来年6月に開催されるそうです。
東北地方のモデラーの方は、ぜひ参加されると良いかと思います。

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