GUMKA工房記

武蔵野線新松戸~南流山の中間辺りにあるGUMKAミニチュアの備忘録を兼ねたブログです。

2009年02月

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 「俺の本業はバイク屋で、趣味が模型設計なんだ」と冗談を言うくらい、日々、H3氏はバイクをいじくり回しています。だから、カフェレーサー風BMW R65もすぐに完成します。

それでいて、設計の仕事も、納期に遅れないから立派です。

あの状態から、よくぞここまで。予想していた以上にカッコいいぞ!!!!

近所に大きな海老天麩羅が乗ったそばがあると聞き行ってきました。



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自宅からJR新松戸駅に行く道の途中にある「そば処 越川」で、日本蕎麦屋らしい店構え。
メニューを開くとありました。「特大車海老 上天ぷらそば」
念のため、「これ、できますか?」と聞くと「大丈夫です」



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待つこと10分強、ほぼ見本どおりの天そばが来ました。
大きな海老天麩羅の天そばといえば、都内では浅草の尾張屋が有名ですが、
ここの海老天は、見た目は尾張屋のものより大きいです。
しかし、油断してはなりません。大きな海老天は、コロモで誤魔化すケースが、
しばしばありますからね。

天麩羅の頭を1cmくらい囓ると、コロモではなくちゃんと海老です。
姑息な商売ではありません。立派な大きさの海老です。

麺はスタンダードなもので、蕎麦つゆは昔の味というか、現在の標準より、やや辛目。
ただし、私は昭和30年代の生まれなので、こちらが好きです。

大きな海老と蕎麦が好きという方はぜひ。


<補記>

残念ながら、2009年5月に閉店しました。

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原型製作を開始した割と早い段階で、この部品は、ほぼ完成させていましたが、
今、改めて見ると、パネル周囲のボルトのサイズが、やや大きめで、
点検ハッチ自体も、サイズが今一つに感じたので、作り直しました。

点検ハッチのパーツは、適度な厚みが欲しかったので、
ドラゴンのIV号戦車E型の機関室ハッチのパーツをプラ板代わりに使いました。
このキットのプラ材質は柔らかく加工し易いうえ、
ボルトやリベットなど、スクラッチに応用可能なモールドが沢山あるので、
工作派のモデラーであれば、部品取り用に確保をお勧めします。
付属のエッチングも本来の用途以外に使えそうです。
模型店で特価になっていたら、ぜひ入手してください。

ハッチにヒンジの加工をしたら、周囲にボルトを植え、
前部に前照灯の基部を取り付けて完成です。
サフェーサーを噴いて、古いパーツと比べると、
う~ん、今回も変化が微妙?!(やや泣き)

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 一緒に模型開発の仕事をしている台湾在住のH3さんが「BMW R65を買った」と。

 「なかなか、リッチやん」と思って、よくよく話を聞くと、元台湾警察の白バイが水没事故のため不動車となり、廃車処分されたバイクを払い下げ業者から格安で買ったとのこと。


 とりあえず、エンジンを全バラして動くようにし、ハーネスは新造、フロントフォークをCBR400RRから流用、フレームも修正し、バックステップとシングルシートを取り付けて、カフェレーサーにするそう。

 問題は書類がないため、登録ができないことですが「台湾だから、なんとかなる」そうです。なかなか素敵だぞ台湾社会。

「きっと部品が、すぐには届かなくて、一ヶ月くらい放置されるんだろうな」

齊藤君はそう心の声で呟きながら、モリーニをバイク屋に預けたが、5日程で修理完了の電話があった。引き取りに行くと、例のフルシチョフ似の工場長が、ご機嫌で日常整備のポイントを教えてくれ、ボルトの増締めを忘れるなとアドバイスしてくれた。意外にも、それ以後は大きな故障がないまま、帰国までの2年間、楽しませてくれたそう。

イタリアで感心したのは、地方にツーリングに行って、道端で休んでいたりすると、かなりの確率で、バイクが止まってくれ「どうした、マシン・トラブルか?」と声が掛かること。もちろん、それだけ、故障が多いのかもしれないが、ライダー同士の互助意識は、かなり高い様子。

あと、日本人がイタリア車に乗っているのが珍しがられ、どこでも話掛けられるので、各地で沢山の思い出ができたという。

帰国のとき、苦楽を共にしたモトモリーニも持ち帰りたいと望んだが、今と違って木枠梱包と送料と保険が予想よりも高額だったし、日本でも中古車が手に入ると聞いたため、友人に売却したという。

日本に帰ってから、しばらくしてホンダのブロスII (400cc)を買った。SRXとGB400も候補だったが、モリーニと同じV型エンジンが決め手だった。2気筒エンジンとは思えないくらい振動が少なく、モーターのようなエンジン、素晴らしい加速性能と高速安定性、なにより、その品質に、ホンダの優秀さを実感した。ただ、不思議なことに、いくら乗っても愛着は感じなかったという。ブロスはモトモリーニより性能や品質は遥かに勝るものの、おもしろさがないのだ。

やがて、各地の中古バイク店で、5000kmも走っていないバイクが、沢山、売られているのを見て、自分と同じ感想を持っているライダー多いのでは?と思った。

その後、結婚して子供も生まれ、丁度、フィアット・パンダを安く譲ってもらった事もあって、バイクを降りたが、子供が手を離れたら、もう一度、乗るつもりでいるそうだ。そのときは、またモトモリーニの350ccと決めている。

「三年間のイタリア暮らしがなければ、自分は、自信家で、頭でっかちで近視眼的な視野しかない人間になっていたと思います。重箱の隅をつつくようなチェックで、商品を品質向上させれば、その会社のためにも自社のためにもなり、それが、やがて自分のためにもなると思っていました」

「でも、イタリア人と過ごすうちに、世の中には、異なる価値観も存在すると気付いて妙に救われましたよ」

多くの日本人にとって、時間や納期を守れない、工業製品なのに、バラツキがあるというのは耐えられないことであるに違いない。それは私も同感だ。ただ、趣味性の強い物や食品については必ずしも、そうとは言い切れないと思う。

最後に、齊藤君の言葉で締めたい。

あるとき、イタリアの小さな加工食品会社の女性社長との商談で「倍の量を買うから値段を下げてくれ」と頼んだところ、彼女は

「誤解をされているようですが、我々は今の売り上げで充分です。我々の会社は小さくてファミリー同様です。もし増産などしたら、人を増やさねばならず、せっかくの良い人間関係が壊れるかもしれません。そうなると今の味が維持できなくなり、会社を続ける意味がありません。もし、今の人数で増産をすれば従業員と従業員の家族に負担をかけます」

と断わり文句がきた。

そのときは「せっかくのチャンスなのに、イタリア人はダメだな」と思ったそう。

ただ今になって考えると果たして、ダメなのはどっちだったのだろう?

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MAXIMの常連の方々は覚えているかもしれませんが、この「イタリアよ、イタリアよ」は、以前に店のHP用に書いた原稿です。最近、工房を訪問してくれたYさんが、この話が一番好きだったと言っていたので再掲載しました。
これで、いつでも読めると思います。

再掲載にあたり、この話の主人公である齊藤君に久々に連絡したところ、以前より詳しく話してくれたので、一部を改訂しました。

齊藤君はこのときの商社を辞め、食品専門商社を経て、今は食材の卸会社に勤務しているそうです。フィアット・パンダは6万km乗ったら、あっちこっちガタがきたので、今はVWポロだそう。息子さんと娘さんが、まだ大学生と中学生なので、まだモトモリーニは買えないそうです。

「ジジイになってから、真っ赤なモリーニに乗るんですよ。カッコいいでしょう?」

うん。考えただけでも楽しいね。

商社の駐在員として、1985年から87年まで、イタリアに滞在した後輩の齊藤君の話。

滞在して1年近く経った頃、街にも慣れたので日本にいる頃から欲しかったモト・モリーニ社製のV型2気筒350ccエンジンのバイクの購入を決意した。ロングセラーな車種だったので、中古車は豊富にあったが、丁度、フルモデル・チェンジをしてスポーティなデザインとなり、それまでのスポークホイールからキャストホイールに変更されたので新車で買うことにした。

何件かバイク屋を下見し、友人のアドバイスもあって面倒見が良いと評判の郊外のバイク屋から買った。

しかし、1カ月でイタリア製バイク御約束のエンジンオイル漏れだけでなく、フロントフォークからのオイルにじみ、スピードメーターの針が微妙、ライトが、たまに点灯しないなどのマイナー・トラブルが。それでも、だましだまし乗っていたら、ある朝、エンジンが掛からなくなった。プラグを変えたり、キャブレターを調整してもダメ。

仕方ないので、買ったバイク屋に運んだ。若いマネージャーは腰が低く何度も謝って、

「保証期間中なので、もちろん無償で修理します。三軒先の大きな石が入り口ある塀に囲まれた建物が、私たちの修理工場です。お急ぎなら、直接、工場長に故障の状況を話してください」

バイクを押していくと確かに大きな石があり、その横に旧ソ連書記長のフルシチョフみたいな、太った禿オヤジが立っていた。

「ここは修理工場かい?」

「見れば、わかるだろう」

中に数台のバイクがあった。フルシチョフ、タバコに火をつけながら、

「今、マネージャーから電話があったよ。どうしたんだ。話を聞こう」

故障箇所を説明してると、聞きながら飲み物を一服し始める。説明し終わると「それで?」との返事。

「それでって、だから直して欲しいんだよ」

「どこを?」

「全部だよ!全部!」

仕方ないな、という様子で、バイクを中に入れてくれという。

意外にも修理中のバイクを、そっちのけで、すぐ修理が始まり、かなり手際は良かった。

「モトモリーニ社製の350ccは、けっこう故障が多いのか?」

「いろいろだね。昔から生産されているので良い個体に当たると、ぜんぜん壊れない」

「俺のは、ハズレか?」

「わからん。一回直せば、あとは壊れないかもしれない」

「イタリア製バイク全体としてみると、この手のトラブルは多いのか?」

オヤジ、齊藤君を見て
「…なあ、バイクなんて、そんなもんだと思わないか?工員だって、仕事しながら、彼女との昨夜の出来事を思い出してりゃ、ネジくらい締め忘れるし、ライトの配線コネクターもしっかりはめないさ。でも、それは、オレみたいなやつが、直せば良いんだし。旅の途中で壊れたら?それは苦労するけど、そのときの苦労話で、友達と飲めるじゃないか」

「こう考えられないか?トラブル込みでバイクライフ。トラブルがイヤなら、ホンダに乗りな」

結局、バイクは部品の交換が必要で、すぐには直らないので置いていく事になった。

翌日、会社でアルバイトの大学生(もちろん、イタリア人)に、この出来事を話すと

「齊藤さんは運がいいですね。最初の1カ月で、壊れるべき所が、ほとんど壊れたんでしょう。
何度も、バイク屋に行かなくて良かったじゃないですか」

なるほど、こういう考えで、社会が動いているんだな。やっぱり素敵だイタリア人。

(続く)

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